大洋デパート火災から35年

大洋デパート火災から35年経った。

 この事件そのものについては、いろんなところでさんざん語られてきたが、その後のことはあまり知られていない。



 大洋デパート跡地に1979年、ユニード(本社・福岡市)全額出資のデパート「熊本城屋」がオープンする。
 しかし・・・。

 1984年7月下旬、熊本城屋1階で火災が発生した。火はすぐに消し止められ、1人が軽い一酸化炭素中毒にかかっただけだったが、大洋デパートと同じく改装工事中での火災であり、実際に火災報知器が鳴っているのに、店側は「火災ではない」と主張したため、一部マスコミ(西日本新聞など)からたたかれた(ちなみに出火原因は、塗ったばかりの塗料に溶接の火花が引火したため)。
 新聞には「悪夢ふたたび」「大洋デパートの教訓が生かされていない」などと書かれ、大洋デパート火災と関連づけて報道された。

 信用を失ったと見た熊本城屋の経営陣がどうしたと思う?

 改装工事が終わるまで全館休業にし、すべての店員を使って、熊本市内の家庭を1件1件訪問させて、わびて回らせたのだ。

 熊本城屋は、1985年10月に店名を「ダイエー城屋」に変更、さらに1987年4月には店名を「城屋ダイエー」に変更するも、数年後に経営不振に陥り、経営主体はダイエー本体の管理下におかれた。

 そして1994年3月、熊本城屋は親会社の「ユニードダイエー」(「ユニード」から社名変更)とともにダイエー本体に吸収合併された(1995年9月に店名を「ダイエー熊本下通店」に変更)。



 熊本城屋は、ダイエーの名前を使って集客力を回復しようとしたが、駄目だった。

 防災面で信用を失ったら終わりである。

テーマ : 熊本のこと - ジャンル : 地域情報

タグ : 熊本

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